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車のバッテリー上がりの原因は?予防方法や発生時の対処法も紹介

車のバッテリー上がりの原因は?予防方法や発生時の対処法も紹介

「バッテリー上がり」は、車が動かなくなる原因の一つです。

バッテリー上がりが発生すると家に帰れなくなったり、外出できなくなったりと生活に支障をきたします。しかし、どのような原因で発生するのかを知っておけば、未然に防止できるでしょう。

そこで今回は、車のバッテリー上がりの原因や未然に防止する方法、対処法について解説していきます。

「なぜ発生するのか知りたい」「未然に対策したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

車のバッテリー上がりの原因

車のバッテリー上がりの原因

車のバッテリー上がりは日常の何気ない使い方が原因で発生します。バッテリー上がりが起こる原因をみていきましょう。

 車のライトがつけっぱなしだった

ヘッドライトの点灯中はバッテリーの電力が使われます。エンジンを停止したときにライトを長時間消し忘れたままにすると、電力消費によってバッテリーが上がるケースもあります。

 車の使用頻度が少なかった

車を長期間使わなかったり、走行距離が短かったりしたときに発生する自然放電も原因の一つです。

実は、車に搭載されているカーナビやオーディオは、記憶装置・時計装置の維持のために車を使用していないときも少しずつ電気を消費しているのです。そのため、車の使用頻度が少ないとどんどん自然放電されて、最終的にバッテリーが上がってしまいます。

 冬の寒い時期だった

車のバッテリー上がりは冬に発生しやすいです。

なぜなら、冬に車のエンジンを稼働させるのに多くの電力が必要になるためです。気温が下がるとバッテリー液に含まれる希硫酸と鉛の板の化学反応が鈍くなり、電気の発生効率も容量も下がってしまいます。また、冬はエアコンやヒートシーターなど電気で動く電装品の使用量が増えるのも原因の一つです。これによって冬のバッテリー上がりが引き起こされます。

 車のドアが半ドアだった

車が半ドアになっているのに気づかずに放置すると、バッテリー上がりを引き起こす場合があります。

なぜなら、半ドア状態だとルームランプが点灯するためです。ルームランプが長時間点灯したままだと、蓄えていた電力を使い切ってしまいます。特にバッテリー本体が劣化している場合は注意が必要です。

ルームランプは消費電力が少ないので、40時間程度であればつけっぱなしでも問題発生することはほとんどありませんが、半ドア状態での駐車は車上荒らしなどの被害にも遭いやすくなるため気をつけましょう。

 バッテリーが劣化した

バッテリーも経年劣化します。劣化すると容量が低下し、寿命が近づくとバッテリー上がりを引き起こす場合があります。

バッテリーの寿命はおよそ2〜5年です。普段車をあまり使わなかったり、夜間走行が多かったりする場合、充電よりも放電が多くなるため寿命が短くなる傾向にあります。寿命が近づいたら、早めに新品へ交換しましょう。

車のバッテリー上がりが原因で起こる症状

車のバッテリー上がりが原因で起こる症状

車のバッテリーは、走行中に充電・放電が繰り返されています。充電よりも放電の量が多くなると、バッテリー上がりが発生しますが、どのような症状が起こるのでしょうか。バッテリー上がりによって引き起こされる症状を解説します。

 エンジンがかからない

エンジンをかけるためにはバッテリーの電力を使わなければなりません。バッテリーが上がると電力が不足して車のエンジンを稼働させるスターターモーターを動かせなくなります。これにより、エンジンが反応しなくなるのです。

 メーターやルームランプがつかない・暗い

メーターやルームランプがつかなかったり、いつもよりも暗かったりする場合、バッテリー上がりの影響かもしれません。

 パワーウインドウなどの電装品の反応が鈍い

パワーウインドウやパワーシート、ラジオなどの車の電装品は、すべてバッテリーの電力で動いています。そのため、これらの電装品が動かなかったり、反応が悪かったりする場合、バッテリー上がりが発生している可能性が高いです。

車のバッテリー上がりが原因のときの対処法

車のバッテリー上がりが原因のときの対処法

バッテリー上がりで車が動かない場合、何かしらの対処で車を動かさなければなりません。発生時にできる対処法を紹介します。

 家族や友人に車で来てもらう

知人や友人・家族に車で来てもらい、ジャンピングスタートを試しましょう。準備するものは救援車とバッテリー同士をつなぐブースターケーブルです。

まずはブースターケーブルを救援車につなぎます。このとき、エンジンは停止しておいてください。次に救援車のエンジンをかけて回転数を高めます。その状態でご自分の車のエンジンがかかれば成功です。そのあとは、救援車との接続を解除し、しばらく車のエンジンをかけたままバッテリーを充電してください。この方法は、ブースターケーブルのつなぎ方と外し方における注意点を確かめてから行いましょう。

なお、ハイブリッド車は救援車として使えません。なぜなら、救援時に流れる電流によってハイブリッドシステムが故障する恐れがあるためです。反対に、ハイブリッド車のバッテリー上がりなら救援車としてガソリン車を使えます。しかし、構造が複雑なハイブリッド車は対処が難しい可能性が高いです。無理せず専門業者に頼んだほうがよいでしょう。

 小型バッテリーを使う

救援車がない場合、ジャンプスターターと呼ばれる充電式の小型バッテリーを使う方法もあります。家庭で充電しておくと出先でのバッテリー上がりに対応できるので、一つ持っておくと安心です。

 JAFや保険会社のサービスを使う

ジャンピングスタートができず、ジャンプスターターも用意できない場合は、ロードサービスを呼びましょう。ロードサービスはJAFや自動車保険に付帯されている場合があるため、加入しているものに合わせて利用しましょう。

JAFを呼ぶ場合は、救援コールに連絡し、故障車の位置・車名・ナンバー・車体の色・トラブルの内容を伝えてください。会員であれば無料で対応してもらえますが、非会員の場合費用が発生します。

自動車保険に付帯するロードサービスを利用する場合、故障などで車が自走できなくなったときに適用される保険があります。動かなくなった車の運搬・引き取り費用や臨時宿泊費用保険金、レンタカー費用保険金などの補償をしてもらえるケースもあるので便利です。

万一の事態が起こる前に、自分が入っている保険内容を確認しておきましょう。

 バッテリーを交換する

バッテリー上がりを起こす理由は、バッテリーが弱くなっている場合も多いです。新品への交換で問題を解決しましょう。

たとえこれまで紹介した方法で、バッテリー上がりが解消したとしても、近々寿命を迎えて再び車が動かなくなるかもしれません。

新しいものに交換すれば、劣化や寿命によるバッテリー上がりを根本的に解決できます。交換は自分でもできますが、安全面を考慮するならカーディーラー、カー用品店などの専門業者に依頼しましょう。

車のバッテリー上がりを未然に防ぐには?

車のバッテリー上がりを未然に防ぐには?

車のバッテリー上がりは、さまざまな原因で発生します。急に車が動かなくなって移動が困難になってしまわないように対策をするのも大切です。

ここでは、日頃からできるバッテリー上がりを未然に防ぐ方法を解説します。

 定期的にエンジンをかける

エンジンをかけていない期間が長いと自然放電によってバッテリー上がりを引き起こします。

車のエンジンをかけている間、バッテリーにはオルタネーターと呼ばれる発電機によって電気が供給されています。そのため、車のエンジンをかけて充電するのが効果的です。

たまに車を利用するだけでもバッテリー上がりの予防になります。

 定期的にバッテリーを点検する

定期的にバッテリーの状態を点検しましょう。

バッテリーの平均寿命は2〜5年程度です。ヘッドライトの明るさやパワーウインドウの開閉速度など、車の不調があれば交換を意識するとよいでしょう。新車の場合、最初の車検が交換目安です。

ガソリンスタンドでは給油中に点検をしてもらえることがあるので、必要に応じて交換やバッテリー液を補充してもらいましょう。

車のバッテリー上がりを無料で解決してくれる業者

車のバッテリー上がりを無料で解決してくれる業者

車のバッテリー上がりは、自分で解決できる場合もあります。しかし、自分で対処する自信がない方や、対処するための道具が手元にない方もいるでしょう。

そのような場合は、業者に対応してもらうのがおすすめです。ここでは、バッテリー上がりを解決してくれる業者とそれぞれの料金を紹介します。

 JAF

JAFの会員なら無料で対応してもらえます。会員になるためには、入会金と年会費が必要です。個人会員の料金は1年契約で6,000円(税込)です。ただし、1年契約で翌年から自動振替にすると5,500円(税込)、2年一括払いなら9,500円(税込)のように、割引が適用されます。

非会員がJAFを呼んだ場合、最低でも21,700円(税込)の費用負担が必要です。

 保険会社

任意保険に加入している場合、保険会社のロードサービスを無料で利用できます。ただし、保険が適用されるのは、契約している車両のみです。

また、自宅へのロードサービスが対象外だったり、年間利用回数に制限があったりするケースもあります。日頃から加入している保険の内容を確認しておくようにしましょう。

 ガソリンスタンド

ガソリンスタンドにもロードサービスがあり、事前にカード会員になっていれば無料でトラブルに対処してもらえます。ただし、非会員の場合はこの方法は使えないので注意しましょう。

 ディーラー

バッテリー上がりを起こした場所が車を購入したディーラーに近い場所なら、無料で対応してくれる場合もあります。ただし、休日や夜間は対応していません。

また、遠方でバッテリーが上がってディーラーを呼ぶ場合、出張費を請求されるケースも考えられます。車を購入する際にどのようなサービスがあるのかを確認しておきましょう。

車のバッテリー上がりで困っているなら24時間対応の「マルチ救急24」へ

車のバッテリー上がりで困っているなら24時間対応の「マルチ救急24」へ

ここまで、無料でバッテリー上がりに対処してくれる業者を紹介しました。しかし、バッテリー上がりの発生は予測できません。

また、夜間や休日だとディーラーやガソリンスタンドは対応してくれません。保険会社のロードサービスやJAFも未加入だと、利用できなかったり高額になったりする可能性もあります。そのようなときは、マルチ救急24に相談してください。

マルチ救急24なら、車・バイクのバッテリー上がりを13,200円(税込)から受け付けています。24時間対応なので、いつでもお電話ください。

まとめ

バッテリー上がり 原因_まとめ

車のバッテリー上がりの原因は、ランプの消し忘れや本体の寿命などさまざまです。車が動かなくて立ち往生しないためにも、どのような症状が起こるかを確かめ、未然に防ぐ方法を知っておきましょう。

また、車のエンジンがかからないときに対応してもらえる業者を知っておくと、いざというときに冷静に対処できます。

真夜中や早朝などに車が動かなくて困っている方は、マルチ救急24へご相談ください。


【Q&A】

Q:車のバッテリー上がりとはどのような症状ですか?
A:車のバッテリーが上がると、エンジンがかからなかったり、ルームランプがつかなかったりといった症状が出ます。電装品の反応が悪い場合も、バッテリーが上がっている可能性があるため、早めに点検してもらいましょう。

Q:車のバッテリー上がりが起こる原因は何ですか?
A:車のライトがつけっぱなしだったり、車の使用頻度が少なかったりするとバッテリーが上がってしまう場合があります。定期的なエンジンの始動や点検をしてバッテリー上がりを未然に防ぎましょう。