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鍵を忘れて家に入れないときの対処法と業者を呼ぶときの注意点を解説

鍵を忘れて家に入れないときの対処法と業者を呼ぶときの注意点を解説

「鍵を忘れてしまい、家に入れず困っている」という方へ。鍵を忘れた際は、自力で鍵をこじ開けずに、誰かに頼るようにしましょう。

本記事では、家の鍵を忘れてしまった・家に入れない・紛失してしまった場合の対処法について解説しています。また、鍵業者に相談する場合の注意点についても紹介していますので、最後までご覧ください。

鍵を忘れて家に入れないときに最初にすべき対処法

鍵を忘れて家に入れないときに最初にすべき対処法

鍵を忘れたことに気づかずに出掛けたり、鍵を出先でなくしてしまったりして家に入れなくなる場合も少なくありません。家の鍵を忘れてしまい家に入れないと気づくとパニックになる方も多いのではないでしょうか。

そのようなときは焦らず、一度深呼吸などをして落ち着いてできる対処を行いましょう。

鍵を忘れて家に入れないときに最初にすべき対処法を解説します。

 同居人の帰りを待つ

家族や同居人と暮らしているのなら、彼らが帰るまで待って、家のドアを開けてもらいましょう。事前に電話やメールを送って事情を話しておくと安心です。

オートロックのマンションの場合、ほかの住人の帰りを待ち、住人がオートロックを解除して入るのを待ちましょう。ほかの住人が通ったあとをついて行けば、中に入れます。

ただ、黙ったまま住人のあとをつけると不審がられる可能性があります。可能であれば住人に声をかけて事情を説明し、了承を得てから一緒に入るのが望ましいです。同時に、ここの住人であると証明できる免許証などを提示すると信用してもらえる可能性が高くなります。

ただ、マンションのエントランスに入れたとしても自宅の鍵は開けられないため、あまりおすすめしません。

 窓から入る

玄関以外の場所でも家の中に入れたら落ち着いて対処できます。取り急ぎ、窓や勝手口など、玄関以外の入り口の鍵が開いていないかを確認しましょう。

ただし、マンションやアパートで2階以上の階に住んでいる場合、転落のリスクがあります。鍵を忘れて家に入れずに焦って冷静さを失っている現時点では、高所によじ登るような行為は危険をともなうため避けたほうが望ましいです。

 大家・管理会社・サポートサービスに相談する

マンションやアパートなどで鍵を忘れた場合、まずは大家さんや管理会社に連絡しましょう。大家さんや管理会社の多くは合鍵を持っており、連絡をすれば開けてもらえる可能性が高いです。加入している火災保険によっては解錠サービスも付いており、保険適用で安く鍵業者を利用できるケースもあります。

深夜で管理会社や大家さんと連絡がつかない場合は、契約書などに書かれている鍵紛失時の対応方法が参考になります。しかし、家の外にいる今はおそらく確認ができないので、別の方法を考えたほうがよいでしょう。

マンションの場合、管理会社の連絡先や夜間緊急連絡先が掲示板に掲載されている場合があるので確認しましょう。見当たらない場合はスマートフォンで管理会社の名前を検索して連絡を取ることをおすすめします。ただ、営業時間内でないと管理会社に対応してもらえない可能性もあるため、対応時間外の場合は別の対処法を試しましょう。

管理会社によっては24時間対応の電話で相談サービスを提供しているケースもあります。このようなサービスに加入しているなら、夜間でも何かしらの対応をしてもらえる可能性が高いです。

 知人宅・ネットカフェに泊まる

多くの管理会社の営業時間は平日の日中のみです。夜間や週末など営業時間外は連絡がつながらないケースもよくあります。

これまで紹介した方法でも解決しない場合は、知人宅や実家に泊めてもらったり、ネットカフェを利用したりするのも一つの方法です。

宿泊後の翌日に大家さんや管理会社に連絡をして、自宅の鍵を開けてもらうように手配しましょう。

 業者を呼ぶ

大家さんや管理会社・サポートサービスなどがない持ち家の場合、鍵業者に依頼して解錠してもらう方法もあります。急いで鍵を開けてほしい場合には鍵の専門家に相談しましょう。

鍵業者に鍵を開けてもらえば、到着してから30分程度で家に入れます。

費用は数千円〜数万円程度発生します。鍵の構造が複雑で特殊な手段が必要な場合はさらに高額になる可能性もあるでしょう。

作業料金とは別に、ガソリン代や駐車料金などの出張費がかかったり深夜料金がかかったりするケースもあります。

業者を呼ぶ場合、悪質な業者を選ばないように注意が必要です。

鍵を忘れて家に入れないときにしてはいけない行動

鍵を忘れて家に入れないときにしてはいけない行動

鍵を忘れてしまい家に入れないときはどうにかして家に入りたいと思って焦ってしまいますが、先に述べたような対処法で対応しましょう。

しかし、鍵を忘れて家に入れないときにしてはいけない行動もあります。また、慌てて強引に対処しようとすると、かえって大きなトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。

ここでは、鍵を忘れて家に入れないときにしてはいけない行動を紹介します。

 自分でこじ開ける

自分で鍵を開ける方法として、ピッキングやサムターン回しなどがあります。

ただし、これらの解錠方法はプロが使う方法で、場合によっては法律に抵触する可能性もあります。専門道具が必要だったり、鍵が壊れてしまったりするので素人が行うのは難しいです。さまざまなリスクがともなうため、自力での解錠は現実的ではありません。

また、ポストに入っているチラシや、所持している物差しをドアの隙間に入れるなどしてセンサーを検知させるのもやめましょう。

オートロックのドアだとセンサーが誤作動を起こしてドアが開く場合もあります。ただ、マンションだと、この行為が防犯カメラに映されるため、通報されてしまう可能性が高いです。

 よじ登って部屋に入る

鍵を開けられないからといって、壁や柱をよじ登って部屋に入る行為は避けましょう。

登っている最中に足を踏み外すと転落の危険性があります。また、目撃した通行人や近所の方に不審者と間違われて警察へ通報される可能性も高いです。

近隣の住人にも迷惑をかけてしまうため、たとえすぐに家に入りたくても焦ってよじ登るなどの行為はやめましょう。

 まわりの住宅のインターホンを押す

オートロックのマンションの場合、ほかの部屋の番号を入力してインターホンを鳴らせます。そのため、「手当たり次第、インターホンを鳴らして誰かに開けてもらえばよいのでは」と考える方もいるかもしれません。

しかし、インターホンを手当たり次第に鳴らす行為は、知り合いでない限り余計なトラブルを生む可能性があります。

インターホンを鳴らされた側からすると、本当にマンションの住人なのか判断できず怖い思いをさせてしまいます。「不審者がいる」と、通報されてしまう可能性も高いです。

 非常解錠ボタンを押す

オートロックのマンションの場合、ドアの周辺に「非常解錠ボタン」が設置されている場合があります。このボタンは地震や火事などの非常時に使用するものです。

「このボタンを押せば中に入れる」と無闇にボタンを押すのは避けましょう。

マンションによっては非常解錠ボタンが警備会社のシステムと連動しています。警備員が出動する事態になる可能性も高く、出動費用を請求される場合もあります。

かなり大事な事態になりかねないので、気軽に非常解錠ボタンを押すことはやめましょう。

 許可を取らずに業者に依頼する

マンションや賃貸物件の場合、管理会社や大家さんの許可を取らずに鍵業者に解錠を依頼してはいけません。

マンションのエントランスの場合、大家さんや管理会社が所有権を持っています。そのため、鍵業者に依頼する場合は大家さんや管理会社の許可を得たうえで、立ち会いが必要です。

勝手に業者に鍵開けを依頼すると、損害賠償請求されて多額の賠償金を支払わなければならない可能性もあります。

鍵を忘れて家に入れないときに悪質な鍵業者に依頼しないコツ

鍵を忘れて家に入れないときに悪質な鍵業者に依頼しないコツ

鍵業者のなかには、家に入れなくて困っている方に高額請求をする業者もいます。悪質な業者を見極めるコツを解説します。

 ホームページをチェックする

ホームページを確認し、会社概要がしっかり書かれているかどうかを確認しましょう。電話番号や住所が曖昧な業者には注意が必要です。

焦って確認を怠った状態で依頼すると高額請求される恐れもあります。会社についてしっかりと記載された業者を選びましょう。

 料金表があるか確かめる

ホームページに明確な料金の記載がない鍵業者の場合、ぼったくりの可能性があります。

悪徳業者の基本的な手口は、施工後に相場より高い不当な料金を請求されるものです。そうした被害防止のためにも、業者に依頼する前に大まかな相場感を把握しておきましょう。

鍵開けの料金は実際の作業代のほか、出張費や見積り金額などもかかります。結果として、サイトに記載されている金額と、概算してもらった金額が異なるケースも多いです。出張費や見積り金額の有無は、問い合わせしてあらかじめ確認しておきましょう。

 電話対応で見極める

コールセンターの電話対応も判断材料の一つです。もし、連絡した業者の電話対応が粗雑なものだったとしたら警戒しましょう。

「とりあえず現場に行く」「料金相場は答えられない」など、雑な対応をする業者には要注意です。通常なら、事前に見積りを行ってから、依頼者の承認を得たうえで現場を訪れます。悪質な業者だと、一方的に高額な鍵への交換を迫られ、高額な請求を求められることが多いです。

本来なら依頼人の予算などに合わせて最適な鍵を提案するので、依頼者の要望を聞かない鍵業者は断りましょう。

鍵を忘れて家に入れない失敗を繰り返さないための対策

鍵を忘れて家に入れない失敗を繰り返さないための対策

鍵を忘れて家に入れないなどのトラブルを起こさないためにも、「鍵をなくさない」「忘れない」ようにしましょう。

ここでは、鍵を忘れて家に入れない失敗を繰り返さないための対策を紹介します。

 紛失防止タグをつける

鍵の紛失を防ぐために、紛失防止タグを使うのが効果的です。

紛失防止タグとは、鍵を出先でなくしてしまったときにどこにあるかを知らせてくれるアイテムです。

鍵を紛失した際にGPS機能で落とした位置を把握したり、音を鳴らして鍵の場所を知らせたりする機能が備わっています。ただし、紛失防止タグを使用するには、スマートフォンとの連携が必須です。

また、Bluetooth機能を搭載した紛失防止タグを使えば、鍵を見失ったときにすぐに場所の特定ができます。

 スマートロックを使う

スマートロックを導入するのも検討しましょう。スマートロックなら、鍵がなくてもカードやスマートフォンなどで鍵を開けられます。

鍵を閉め忘れたときに遠隔操作で施錠可能なものもあるので、防犯性を上げたい方にもおすすめです。

ただし、スマートロックに交換するには、設置費用やスマートロック本体などの費用がかかります。高性能なものだと商品だけで2万円近くの負担が必要です。

また、電池切れやエラーなどが発生する場合もあるので、スマートロックを設置しても基本的には鍵を持ち歩きましょう。

まとめ

鍵忘れた 家入れない_まとめ

鍵を忘れて家に入れないとき、焦ったりパニックになったりする場合もありますが、まずは冷静になりましょう。誤った対処法を取ると大きなトラブルに発展する恐れもあります。

まずは家族や知人に連絡したり、大家さんや管理会社に相談したりしましょう。

どうしても解決できない場合は、鍵業者にご相談ください。ただし、賃貸物件・マンションの場合は、管理会社の許可が必要になるため勝手に依頼してはいけません。

鍵を忘れて家に入れなくて困っている方は、マルチ救急24にご相談ください。




【Q&A】

鍵を忘れて家に入れないときはどうすればよいですか?

同居人や家族に連絡したり、鍵が開いている窓がないか確かめたりしましょう。賃貸やマンションの場合は、管理人や大家さんに相談してください。どうしても開けられない場合は、業者に依頼しましょう。ただし、賃貸・マンションの場合は管理人や大家さんからの事前の許可が必要です。

鍵を忘れて家に入れなくて業者に依頼したいときの注意点はありますか?

ぼったくり業者の被害に遭わないために、ホームページをしっかりと確認し、適切な対応をしてもらえるか電話対応で見極めましょう。不安な場合は断り、慎重に選ぶようにしてください。