お役立ち情報
【窓の鍵がゆるい?】放置した危険性とすぐにできる対策を3つ解説
窓鍵がゆるいときには、防犯面での不安が生じるだけでなく、自然災害時に窓が割れるなど、思いもよらない事態が起こる可能性があります。もし鍵がゆるいと感じたらすぐに対処が必要です。
鍵をきちんと閉めておかないと、強風が吹いたときにサッシがゆがんだり窓への衝撃を受け止めたりできません。そのままにしておくと、サッシのゆがみや故障の原因になります。毎日開け閉めする場合は、ゆるみを確認し必要があればメンテナンスを行いましょう。
この記事では窓の鍵のゆるみが気になる人に向けて、鍵をそのままにしておく危険性や具体的な対策について解説します。
窓鍵がゆるい状態とは
窓には、専用の鍵がついています。しっかりと施錠できる鍵であれば、室内で快適に過ごすために必要な防犯性や機能性が維持できます。しかし鍵がゆるいと窓の機能が下がり、さまざまな問題が生じるのです。
鍵がゆるい状態には、主に下記の3つがあります。
- 窓がガタガタする
- 開閉時に引っ掛かりを感じる
- すきま風を感じる
普段はあまり意識をしなくても、上記に当てはまる場合は鍵がゆるい状態の可能性が高いでしょう。
それぞれの状態について、詳しく説明します。
窓がガタガタする
窓を閉めていても風で窓がガタガタと揺れたり音がしたりする場合、鍵がゆるんでいます。こうした状態が長く続くと、住宅の気密性がどんどん下がり、部屋の中でエアコンをかけても快適な状態にはなりません。
近年台風などの暴風による影響で、窓は常に刺激にさらされています。そのため破損や窓枠全体の劣化が激しくなりやすいです。風が吹いているときに窓がガタガタしたら、窓の鍵を確認し機能が保持できているか確かめてください。
開閉時に引っ掛かりを感じる
窓の開閉で引っ掛かる場合、鍵本体または受け具にゆるみが生じている恐れがあります。鍵は、長年の使用によりゆるみが生じやすくなります。
本体と受け具のバランスがうまくとれていないと、鍵の防犯性は下がる一方です。そのままにしておくと、やがて窓自体の受け具とうまくかみ合わなくなり、がたつきが増したり、締まりが悪くなったりしてしまいます。その結果、急に窓が閉まらなくなるだけでなく、窓全体を交換しなければならないなどの事態になります。
すきま風を感じる
窓の鍵をしっかりと閉めても、すきまから風の音やわずかでも風を感じるようであれば、鍵がゆるんでいる可能性があります。通常の状態では窓を閉めると、音がなることはありません。
すきま風は、そのままにしておくことで室内の気温が上がらず体が冷えやすくなり、健康を脅かすといった危険につながる場合もあります。鍵を閉めても音が気になったり風を感じたりするときは、窓鍵の状態をチェックしておきましょう。
窓鍵の種類
窓に使われている鍵は、主に以下の3種類です。
- クレセント錠
- 引き戸錠
- 鍵付き
それぞれの特徴を説明します。
クレセント錠
クレセント錠は、多くの場面で見かける鍵です。施錠具のハンドルを180度まわし金具に引っ掛けることで施錠ができるタイプです。窓を閉めると内側と外側の窓が重なり、押し付けられることで密閉されます。
引き戸錠
引き戸錠とは、上下にロックして鍵をかけるタイプです。古い建物の窓や玄関に使用されていることが多いです。
このタイプの鍵は、内・外・片側からのみ施錠・解錠ができるなどそれぞれロックのパターンを選べます。
鍵付き
鍵付きとは、クレセント錠に回転式の鍵穴が別についているタイプです。備え付けの鍵を差し込まなければ、ハンドルを回せない仕組みになっています。開閉に必要な鍵は別途保管が必要です。
鍵付きのタイプは防犯性に優れていて、外から窓を割られてもサッシを開けられません。外からの侵入に時間がかかるため、防犯性を高めたい窓につけるとよいでしょう。
窓鍵がゆるいことでの危険性
みなさんは、窓の鍵が本来の働きをしないことで起こる危険性を考えてみたことはありますか。防犯面での危険性はもちろんですが、窓鍵がゆるむと性能が下がりすきま風などが入り込み体調を崩す恐れもあります。
現在ゆるみが気になっている人は、意識をしながら読み進めてください。
鍵がゆるいことで起こる一番の危険は、犯罪に対するリスクです。窓の鍵をしっかり閉めておくことで、家に侵入されるなどの犯罪を抑制できます。
防犯性が低くなる
鍵がゆるいことで起こる一番の危険は、犯罪に対するリスクです。窓の鍵をしっかり閉めておくことで、家に侵入されるなどの犯罪を抑制できます。
犯罪者は一度入り込みやすい家をみつけると独自の連絡方法で防犯性が低いことを仲間うちで伝達します。
東京都の犯罪率をみてみると、約2割が窓からの侵入は空き巣の手口です。窓は犯罪者にとって侵入しやすいポイントでもあるため、早めに対策しましょう。
窓の機能が低下する
窓は外からの空気を遮断して、部屋の中を快適にしてくれる役割があります。しかし鍵がゆるくなることで、本来の機能が十分に発揮されなくなるかもしれません。最近の窓は、ガラスに遮熱効果や衝撃に対する飛散防止などが行われている高い品質のものもあります。
気づいたときには早めに鍵の修理・交換をおすすめします。
家にいるときでも落ち着かなくなる
窓鍵がゆるんでいることで、防犯性の低下や部屋の中で過ごしにくくなります。窓は、家で快適に過ごすために欠かせないものです。そのバランスが崩れると在宅時の快適性が下がってしまい落ち着かなくなってしまいます。
窓を閉めていても気持ちがリラックスできない環境というのは、精神的にも肉体的にも悪い影響を与えてしまいます。
すぐにできる窓鍵のゆるみへの対策3つ
窓のゆるみは意識しておかないと放置してしまいやすい部分です。そのままにすると、防犯性や窓の機能が下がる恐れがあります。
すぐに対処すれば、窓の機能を維持できて強風時にも対処ができるでしょう。ここからはすぐできる対処法を3つ紹介します。
ネジを締め直す
固定しているネジを締め直せば、すぐにゆるみを解消できる場合があります。
上記のような鍵の場合は、ネジが破損しないようにカバーがかかっている状態です。上下にスライドさせるとカバーは外せます。ネジ穴にドライバーを差し込み締め直します。鍵の場所や窓の開閉に支障はないかなどを確認し、動かしにくい場合は、締めこみの力を加減しましょう。
窓鍵を交換する
鍵を新品に変えることで窓の快適性が取り戻せる場合があります。しかし素人が行うと、かえって状況を悪化させてしまう恐れもあります。
鍵の交換は、以下の手順で行うとスムーズです。
-
鍵のサイズを測る:まずは鍵のサイズを測ります。メーカーで選ぶと、交換したいところにあっていない場合もあるため細かいところまで測りましょう。
-
新しい鍵を購入する:新しい錠前はホームセンターなどで手に入ります。直接商品をみて購入するほうが、失敗しにくいです。価格は錠前の種類によりますが、さほど高くはありません。おおよそ3,000円前後と考えておいておくとよいです。
-
新しい鍵を取り付ける:鍵を外したところに新しい部品を取り付けます。ネジを軽く締めて位置を確認してから行うとずれが少なくなります。
自分で交換をする場合は、かえって状況を悪化させてしまうリスクを踏まえたうえで行うとよいでしょう。
業者にメンテナンスしてもらう
窓のメンテナンスは、業者に頼むのがよい選択といえるでしょう。
メンテナンスは自分でも行えます。しかしつけ直した後に、窓全体がぐらぐらするなどのリスクが生じます。よく使用されているクレセント錠は、ドライバーがあれば自分でネジを締め直すなどの対処が可能です。
もし錠側と受け具側がうまくかみ合わない場合は、両方のネジを少しだけ緩め位置を調整します。それでも改善されない場合は、錠本体を交換する必要があります。鍵本体の交換はメンテナンスと同様、簡単にできますが、その後の窓の様子が心配な場合や確実に取り換えたい場合は、業者に依頼するほうが賢明です。
窓鍵管理なら業者に任せよう
窓鍵の修理や交換は業者に任せておくほうが安心です。安易な判断で自分で行い、ガラスを傷つけたり、がたつきが出たりするとかえって修理費用が上がってしまうからです。
持ち家で鍵がゆるんだ場合は、自分の判断で業者に連絡できます。しかし賃貸の場合は、一度管理会社か大家さんに相談しましょう。相談することで修理にかかる費用などを負担してもらえるかもしれません。下手に室内を触ると原状復帰義務に違反しているといわれる場合もあるので相談してから行いましょう。
まとめ
今回は窓の鍵がゆるんだときの危険性や対処法について解説しました。鍵がゆるむと、家の防犯性が下がるだけでなく、室内の快適性が保てなくなる恐れがあります。
鍵は自分で交換できますが、交換後に窓全体ががたついたり、かえって状態が悪化したりする可能性もあります。
そのため、専門知識を持つ業者に交換を依頼しておくほうが確実です。
どのような業者に頼めばよいかわからないという場合は、まずは、鍵と水道のプロフェッショナルマルチ救急24に相談してみてください。マルチ救急は24時間対応で、急いでいるときには電話で受け付けも可能です。急なトラブルにも対応しているので、鍵でお困りの際には相談をしてみてください。
【Q&A】
- 窓の鍵がゆるい状態とは?
窓が風でガタガタしたりすきま風を感じるような状態です。
- 窓の鍵は自分で交換できますか?
窓の鍵は自分で交換することもできます。しかし取り換えた後に窓のがたつきがひどくなる場合があります。鍵がゆるんだときは、一度業者に相談すると安心です。